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今日のブログの担当は院長の日上です。
先日市の健診の1歳6か月健診に行ってきました。
子どもたちは大体泣いてましたね。
歯科の1歳6か月健診では、虫歯の有無、歯の本数、お口の中の粘膜の異常、汚れ(歯石)などを中心に健診しています。そのほかにも歯並に異常がないかも健診しています。
保護者の方の質問で多いのは、もちろん虫歯になっていないかが、ダントツに多いです。次によく質問されるのは意外と歯並びについてです。初めてのお子さんで下の歯の生え方が気になっている、反対に噛んでいる、噛んだ時に上の歯と下の歯に隙間ができて出っ歯みたいになっているなどが多いです。
実際1歳6か月では虫歯はほとんどありません。どちらかという3歳を超えたあたりから多くなってきます。1歳6か月で2本以上の虫歯がある場合かなり虫歯になるリスクが高いため歯科医院の受診(小児専門)を勧めます。しかし、これから虫歯になりそうな歯がある子は1歳6か月でもいます。その場合はご家庭での食事指導(主に間食やジュースについて)やブラッシング指導をしています。虫歯にならないためにもお子様の歯ブラシやフロス、お菓子やジュースの正しい摂り方を習慣づけできるといいと思います。
歯並びで多いのは歯が、『がたがた』している叢生(そうせい)と下の前歯と上の前歯が咬んでいない(開口)歯のかみ合わせが反対になっている(反対咬合)の3つが多いです。
この中でも多いのが開口です。指しゃぶりをしているため指分のスペースが歯と歯の間にできてしまっているのです。1歳6か月ではまだ顕著に症状が出てない子が多いですが、3歳になってくると顕著に出てきます。なかなか指しゃぶりをやめるのは大変ですが、健診で「症状が出始めてるよ」と指摘された場合は3歳までにはなくなるようにしましょう。
歯並びについては1歳6か月ではまだ治療ができません。早くても反対咬合を治す治療が3~5歳でできるようになるので1歳6か月では虫歯にしないほうが大切です。また開口や叢生は舌の筋肉や口や頬っぺたの筋肉で治るケースもあります。以前ブログにも紹介したお口ぽかんを改善するためのトレーニングと一緒です。お子様の成長に合わせて実践してみてください。
健診で気になったことがあったら是非歯科医院へ受診してください。歯が生えればフッ素も塗ることができますで定期的に見せていただけるとより安心です。