ひがみ歯科立川クリニック

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あなたの顎関節症のタイプは?

今日のブログの担当は院長の日上です。

今日は顎関節症についてです。

 

最近、『あごが痛くなる『口が開かない』『口を開けると音が聞こえる』といった症状は出てきてないでしょうか。1つでも当てはまるものがあれば顎関節症かもしれません。

では、どうしてこれらの症状が起こるのか、それは顎関節のどこで異常があるかによって異なります。

顎関節症には4つのタイプがあります。

  • 筋肉痛
  • 炎症(ねんざ)
  • 関節円板(クッション)
  • 骨の変形

の4タイプです。

顎関節は骨や筋肉などの組織から構成されています。そのどこかの組織に異常が起きたかによって症状が異なります。

まずは筋肉の炎症(筋肉痛)での症状は、『口を開けたときに痛みがある』『片頭痛』『頬がだるい、重い腫れぼったい』などの症状が多いです。頬っぺたの筋肉(咬筋)こめかみの筋肉(側頭筋)に筋肉痛が起きているのが9割くらいです。基本的にはマッサージをしたり筋肉の安静で治ります。ただし放置をしてしますと肩こりと同じで慢性的になってしまうと治りにくくなってしまうので注意が必要です。

 

次に顎関節の中で炎症が起こっている(ねんざ)タイプです。症状は『口を開けたときに痛みがある』耳の穴の手前のほうを押すと痛みがあります。顎関節の軟骨や靭帯などの中身に炎症が起こっています。無理な力がかかって痛めています。この場合は安静が第一です。痛いと感じる動きは控えて痛みのない範囲で口を動かします。安静して痛みがなくなったらストレッチなどを徐々に行いましょう。

 

『あごがパキパキ、ポキポキ音がする』『口を開けるとカクっとなる』『口が途中から開かなくなった』などの症状が出てる場合はあごのクッション(関節円板)がずれてしまっている可能性があります。音が鳴るだけなら治療ではなく経過観察をすることが多いです。無理に戻そうとしたり、痛くてもあごを動かそうとすると悪化する恐れがあるため歯科に受診しましょう。

 

最後に骨の変形です。『あごの関節からザラザラこすれるような音がする』『開けようとするとひっかる、痛いけど開けられる』といった症状です。軟骨がすり減ってしまって起こることが多く中高年の方に多いです。長い年月をかけて削れてきているため、よほどの痛みがなければ経過観察が多いです。場合によっては口腔外科で見てもらうことがあります。

 

こういった顎関節の症状があったらまずは歯医者を受診しましょう。適切な診断をして、治療を行う必要があります。定期メンテナンスの際に相談してみてください。